お茶、最古の記録

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お茶はどのくらい昔に、初めて口にされたのでしょうか?

お茶は中国が発祥というのは有名な話ですね。

「中国2000年の歴史!」やら「3000年、いや4000年の歴史!」と、昔から聞き慣れた響きですが最近言われる年数が1000単位でバラバラです。

これでも「へぇ~さすがに長いな~」と思ってしまいますが、お茶に関してはさらに驚きます。

紀元前2737年、約5000年も前の中国の神話の中にも見られるからです!

そこに出てくる「神農(しんのう)」は今日の本草学の始祖と言われ、食べられる植物を人々に教えるため、毎日山野を駆け巡ってあらゆる草を試食していました。その結果、1日に72もの毒にあたって苦しんでいました。そして彼は、その度に「茶の葉を噛んで解毒した」と伝えられています。

「1日に72種類の毒にあたったら普通死んじゃうよ?!」とツッコミたくなる気持ちお察しします。神話ですのでご理解ください。

パンダ王国・中国で生まれたお茶文化。

パンダ王国・中国で生まれたお茶文化。

お茶のカテキン類は、植物の毒素に多いアルカロイドと結合しやすく、毒消しの性質があるので、この神話は伝承とは言え理にかなっていて驚きます。当時は野生の茶の木ですから自然そのものです。

このようなことから「薬」として飲まれ始めたと考えられます。その後中国で喫茶文化が開花してから数千年後に、ヨーロッパへ渡った時も初めは薬扱いされ、薬局で販売されたという記録もあります。

その時ティーはどんな症状に効くと紹介されていたのでしょうか。次回ご紹介します。

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