インド紅茶の旅で得た気づき
本日は私がインドを訪れた時のお話をします。
オーガニックティーを楽しみながら、リラックスしてお読みいただければ幸いです。
あれは2016年の秋。
インドといえば紅茶の産地として有名ですね。
ダージリンやアッサム、ニルギリなど、みなさんもよく耳にされると思います。
これらは地域名で、日本で言う静岡産や、鹿児島産と同じようなイメージです。
地名がブランド化しているので、日本の抹茶で
世界でも名前が有名な宇治などのイメージでしょうか。
産地の中でも
・どこの茶園
・どの品種
・茶摘み時期
・加工の仕方
などで全て味と香りが変わってきますので、
地名でひとまとめにするのはもったいないのが正直なところです。
ダージリンの地名はチベット語で
「雷の降る場所（the land of thunderbolt）」という意味が由来です。
面白いですよね。
さて、そこのオーガニック茶園を訪れさせていただき、ホームステイも体験しました。
インド北東のベンガル州は、ネパールに隣接している地域で、
山奥はそれはそれは自然のスケールが桁違いでした。
広大で空気も美しく、人も優しかったです。
オーガニック茶園のオーナーさんは、化学薬品を使った栽培は
自然の「生態系」すべてを芋づる式に壊してしまうと体感して、
数十年前に有機栽培へのチャレンジを始めた方でした。
その場所に自然のままの時に生きていた
・草花や木
・昆虫
・動物
・農家の健康
に被害を与えて、水質や空気まで変えてしまう。
そしてそのお茶を実際に飲むお客様の体にも影響があります。
豊かな自然のサイクルを壊すのに必要なのは「一瞬」
ですが元に戻すには何十年か何百年はかかります。
人間も「毒」で一瞬にして息絶えるように、
そして健康を害したらそれを一瞬で治すものはなく
日々の食生活などを含めて時間をかけて改善しなくてはいけないように。
化学的なものは「依存性」を生みます。
一度農薬を使えば、使い続けなければ成り立たなくなります。
いくらたくさんお茶が取れるようになっても
結局何がしたかったんでしょうか？とふと考え直す農家の方も多いようです。
とても勉強になりました。
が、この後私自身でも体感として衝撃が走ったことが起こりました。
それはインドの首都デリーでのこと。
さすが主要都市！という感じのキレイな空港でご機嫌の到着でしたが、
車で中心部へ向かっている途中で一瞬にして空気の変わる瞬間がありました。
目に見えるほどその違いが分かりました。
空気が白く濁ったような。
聞けばこれは相当深刻な「大気汚染」でした。
実際、世界の大気汚染の基準値の何十倍。。
極端に聞こえるかもしれませんが、
人が住めるようなところでなくなってしまったのが主要都市。
若者もひどい咳をしている人が多かったです。
滞在中マスクをしながら、かなり衝撃でここから早く移動しなくては！
と思っていました。
「これが東京やNYやロンドンだったら？」と考えたりもしました。
考えただけでゾッとしましたが、それが「起こりうること」なんだ
と心が訴えていました。
日本でも黄砂やPM2.5などの影響はみんなが知っていることです。
でも私たちにどうにかできるのでしょうか？
根本的に解決できるのか分からない…
マスクをするのが今できる精一杯の対策。
それはなぜですか？
それは「汚染」というものに
「国境」は関係ないからです。
「地球は一つ」です。
・大気
・水
・土
で繋がっています。
だからここでも生態系のように
すべてが繋がっていて、影響し合っています。
頭では前から分かっていたはずなのに、
これをデリーで改めて感じた時、有機栽培のお茶をお届けすることは
その価値をお届けすることは意義があり私の役目のように感じました。
そしてそんなお茶をお選びいただくことは
ご自分や誰かに愛を持って大切にしたいという行為の表れに繋がる、そう思いました。
そんな想いもあって今のハイドラルの精神にも繋がっています。
とても貴重な経験に感謝です。
「オーガニック」は
ファッションでも、流行りでもありません。
人の倫理観に訴えて、売上を伸ばそうとしている
だけの会社のツールではありません。
ちゃんと考えたいです。
自然に向き合い、自分に向き合い、人と向き合い。
そんな全て大切に思っていることと向き合いたい。
「たった一杯のティーで人生が変わる」
そう信じてこれからもお届けしてまいります。
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HYDRAL YOGA TEA TOKYO
自分を大切に、高めるティーブレイクを。
大切な人とのくつろぎの時間を。
国産オーガニックティーの
ハイドラルヨガティー🌿
