お茶のカフェインは安心?!
最近カフェインが目の敵にされていませんか?
私としては、それはとても残念なことのように思えます。
なぜなら、お茶のカフェインには、他の成分と合わさったユニークな特徴があり、それは私たちの心をリフレッシュさせてくれたり、元気付けたりしてくれる、素晴らしい成分だからです。
水ですら飲み過ぎれば人が亡くなります。全く飲まなくてもです。
だからどんなものでも「適量」というのが大事です。
ティーのカフェインについて正しい認識をしましょう。
○そもそもカフェインとは?
覚醒作用、収れん作用のある成分。
含有している飲食物は限られ、昔から大変貴重とされています。カフェインを含有している風邪薬もあるくらいです。元気になったり、頭がスッキリしたり、ダイエットにも効果的です。
<カフェインが入っている飲食物>
-お茶(ティー)
-コーヒー
-チョコレート
-ココア
-マテ茶(ハーブティー)
-特定の薬
-特定のエナジードリンク
など
○ティーのカフェインの特徴
覚醒作用のカフェインとは真逆の、鎮静作用(落ち着かせる作用)がある「テアニン」が含まれているので、カフェインの強いところを抑えつつ、緩やかに良い効果を発揮してくれるのが特徴です。このテアニンという成分はコーヒーやココアには含まれていない、お茶特有の成分です。
○ティーのカフェイン含有量に影響する条件とは?
①使われた葉の若さ
若い葉、新芽はカフェイン値が高いとされています。
やわらかく若い葉は主に緑茶、抹茶、高級茶の白・黄茶に使用されています。しかしそれらは同時に健康やメタボ予防によく、アンチエイジングにも効果があるカテキンやビタミンCをより多く含んでいます。
②ティーの種類(加工方法)
発酵の度合いや、発酵のさせ方を変えることで、緑茶・紅茶・烏龍茶などと、ティーの種類は変わっています。
発酵度ゼロの抹茶や緑茶のカフェイン値が高いとされています。しかし上記で説明した通り、カテキンやビタミン類による利点があります。
③いれ方で変化するカフェイン量
カフェインは高温になるほどお湯に溶けやすいです。また、高温に加えて抽出時間(蒸らし時間)が長くなるほど溶け出すので、目安の時間が過ぎたら素早くお湯から茶葉を取り除くと良いでしょう。
低温や常温の水でゆっくりとお茶を抽出する「水出し」の場合は、カフェイン値はほぼゼロに近いと言われています。
○妊婦さんの1日のカフェイン摂取量
1日に約100mgの摂取量までは安全とされています。
1日に紅茶3~4杯くらいまでが目安です。(一般成人は7、8杯くらいまで問題ないとされます。)
合わせて、妊婦さんがカフェインの含有がなくても、避けるべきと言われているハーブの例を以下ご紹介します。
ラベンダー
カモミール
ペパーミント
レモングラス
セージ
セントジョーンズワート
ハトムギ
アロエ
ダンデライオンルート
ラズベリーリーフ(妊娠初期のみ避ける)
など
「こんなに?!」「お茶を避けようとして、このハーブティー飲んでたけど!」と、驚かれている方も多いと思います。
とことん避けるとなるとかなり大変ですね。今までコーヒーやティー、チョコレートを毎日たくさん食べていた方が急に摂取をやめると、イライラしたり過度なストレスを感じてしまいますね?
カフェインを摂取するよりも妊婦さんや赤ちゃんに悪い影響となる場合がありますので、無理せずに一息に摂取することをオススメします。
○怖いのは化学的なカフェインの過剰摂取!
現代、カフェインが多量に添加された、人工的に作られたドリンクがたくさん出現しています。
眠気覚まし・集中力UP・元気が出るなどの効果で人気です。そこで「カフェイン中毒・依存症」で病院に搬送される若者が急増していると、NHKも社会問題として取り上げていました。
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今、カフェインの摂取が原因で救急搬送される若者が急増している。
日本中毒学会の調べでは、5年間で101人が病院に運ばれ、うち3人が死亡していた。
平均年齢は25歳で、95%がカフェイン入りの錠剤を大量に口にしたことだった。
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「エナジードリンクの飲み過ぎにはご注意」
日本で40種類以上が売られています。多いものでは、1缶でカフェイン160mgと、コーヒーおよそ2杯分の分量が入っています。それらを短時間に3、4本と摂取する若者が、気分が悪くなり救急搬送されたケースがあります。
それだけではなく、エナジードリンクには十数個分の角砂糖ほどの糖分が1本に入っています。
血糖値が急激に上がることで、頭が冴え、効いた!と思わされます。
しかし急上昇した血糖値は、急降下するので、また飲みたくなります。つまり依存性が高いです。
若者を中心に依存が広がっていますので、お気をつけください。
最近ではJASマークをつけた「オーガニック」をうたうエナジードリンクまで登場しました。
例え「オーガニック」がついていても、オススメできるものと、できないものがあります。。
「錠剤など」
カフェインが効率よく摂取できる「錠剤」が薬局やネットで簡単に手に入るそうです。粉状のものまであるらしいです。
カナダでは、子どもへのエナジードリンクの販売や試供品の配布を禁止しています。そして、法律で18歳以下への販売を禁止した国もあります。
このように多量の摂取はとても危険です。エナジードリンクも適切な量を摂取するように心がけたいものです。
しかしティーのカフェインについては、少しでも正しい認識をしていただき、安心して上質なオーガニックティーのある生活を楽しんでいただければと思います。
それでは素敵な3連休をお過ごしください。
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